野菜ジュースって体に悪いって噂を聞いたけど本当?
野菜不足から野菜ジュースを飲むようになった人も多いはず。
ただ野菜ジュースは体に悪いと聞いたこともあるのではないでしょうか?
実際に生野菜を食べるよりも栄養はとれませんし、飲みすぎると体に悪影響を及ぼす可能性も…。
ではなぜ健康のために飲んでいる野菜ジュースが体に悪いといわれているのでしょう。
そこで本記事では野菜ジュースが体に悪いといわれている理由について詳しく解説していきます。
記事後半では野菜ジュースの健康的な正しい飲み方についてもお伝えしますので、最後まで読んでみてくださいね。
野菜ジュースが体に悪いといわれている理由
野菜ジュースが体に悪いといわれている理由として次のようなことがあげられます。
- 糖分が多くてカロリーが高い
- 生野菜よりもビタミンがとれない
- 生野菜よりも食物繊維が失われている
では順番に見ていきましょう。
糖分が多くてカロリーが高い
野菜ジュースは飲みやすくするために糖分を多く使っていることが多いです。
そのため飲みすぎるとカロリーをとりすぎてしまうなんてことも…。
特に市販で販売されている野菜ジュースは注意が必要です。
砂糖を必要以上使っていて、健康のために毎日飲んでも逆効果だったということも考えられるので注意してくださいね。
生野菜よりもビタミンがとれない
野菜ジュースは基本的に加熱殺菌などを行っており、一度製造工程で熱を通していることが多いです。
野菜に含まれるビタミン類は熱に弱い性質を持っているため、野菜ジュースのビタミンはほとんどなくなっていることが考えらえれます。
せっかくビタミンをとるために野菜ジュースを飲んでいたのにも関わらず、「実はビタミンが全然取れなかった」なんてことも。
野菜ジュースを飲めば野菜の栄養素が必ず取れるという訳ではありませんので注意しましょう。
生野菜よりも食物繊維が失われている
野菜ジュースはビタミンだけでなく、多くの食物繊維が失われています。
野菜ジュースは不溶性食物繊維が取り除かれており、水溶性食物繊維のみになっていることもあります。
そのためすべての食物繊維が失われているという訳ではありませんが、生野菜に比べると劣ってしまいます。
野菜ジュースを飲めば必要な野菜の成分を補えるという訳ではないので注意しましょう。
野菜ジュースを選ぶときのポイント
野菜ジュースは体に悪いといわれていますが、実は選び方次第で安全に飲めるものもあります。
野菜ジュースを選ぶときのポイントとして、次の3つがあげられます。
- 使用している野菜を見る
- 添加物の有無
- 果汁がなるべく入っていないものを探す
では順番に見ていきましょう。
使用している野菜を見る
まずはどの野菜が使用されているのかを確認するようにしましょう。
この時出来るだけ多くの野菜が使用されているものを選ぶようにしてください。
よく「一日分の野菜」と表現されている野菜ジュースがありますが、厳密にいうと1日分の野菜の栄養素は摂取できていません。
先ほどお伝えした通り、野菜ジュースの栄養素は製造工程で栄養素が失われているので、実際にどんな野菜が使われていて、どのような栄養素が入っているのかを確認することが大切です。
数多くの野菜が入っているほど摂取できる栄養素が増えるので、なるべく多くの野菜が入っているものを選んでくださいね。
特に栄養補給のために飲んでいる人は気にするようにしましょう。
添加物の有無
市販の野菜ジュースは品質を維持するためや美味しく飲めるように添加物を使っていることが多いです。
野菜ジュースでよく利用されている添加物の例は次の通り。
- 保存料
- 甘味料
- 着色料
- 香料
など、さまざまな添加物を使用していることが多いです。
この添加物が多く入っていると健康上良くありませんので、添加物も気にするようにしておきましょう。
気づかないうちに「糖分」「脂質」「塩分」などを多くとってしまう原因にもなりますので、添加物のとりすぎには注意が必要です。
最近では添加物を極力抑えているものや完全無添加の野菜ジュースが増えてきています。
安心・安全に野菜ジュースを飲みたいと考えている人は添加物にも気を付けて野菜ジュースを選ぶようにしてくださいね。
果汁がなるべく入っていないものを探す
果汁が入っていると果糖が多くなるため、必要以上に糖分を摂取してしまう可能性があります。
もし「甘くない野菜ジュースでも問題ない」という人は果汁が入っていない野菜ジュースを選びましょう。
市販のものを探してみるとかなりの確率で果汁が入っているものが見つかるはずです。
果汁が入っているものは甘くて飲みやすいものばかりですが、健康上良いとは言えません。
もし健康を考えて選ぶのであれば、野菜のみで作られている野菜ジュースを選んでくださいね!
野菜ジュースの健康的な正しい飲み方を紹介
野菜ジュースは飲み方さえ間違えなければ、健康的に飲むこともできます。
これから説明をする正しい飲み方を覚えて野菜ジュースをのんでみてくださいね。
飲みすぎに注意
野菜ジュースは砂糖や添加物などが入っているものも多いため、飲みすぎてしまうと肥満や糖尿病の原因となることもあります。
健康のために飲んでいた野菜ジュースのせいで、「体を壊してしまった…。」なんてケースも良くある話です。
野菜ジュースと聞くと、野菜だけが入っていると思われがちですが、他の栄養素もたくさん使われているということを理解しておいてください。
特に市販で販売されている野菜は飲みやすさを重視しているため、砂糖などが大量に使われていることもあります。
野菜ジュースは飲みすぎると肥満や糖尿病の原因にもなりますので、適度に飲むように心がけましょう。
栄養摂取の補助として飲む
野菜ジュースを飲んだところで、生野菜と同等の栄養素がとれるわけではありません。
先ほどお伝えした通り、製造工程で野菜の栄養素は落ちてしまします。
そのため野菜ジュースだけで栄養をすべてまかないことは難しいので注意してください。
あくまで栄養摂取の補助として飲むことがおすすめです。
必ず野菜ジュースとは別に生野菜を食べるようにしましょう。
時間がなくてどうしても野菜がとれない時などに補助として利用するようにしましょう!
手作りの野菜ジュースもおすすめ
野菜を食べる時間がないからどうしても野菜ジュースで栄養をとりたい!と考えているのであれば、手作りで野菜ジュースをつくることをおすすめします。
手作りで野菜ジュースをつくる場合は熱を加える必要がないため、生野菜の栄養素をそのまま摂取できるメリットがあります。
また自分の好きな野菜をチョイスして作れるのも手作りの良いところですね。
野菜ジュースの作り方はとっても簡単です。
作り方は次の3ステップ。
- 食材を細かくカット
- ジューサーに入れて滑らかにする
- 完成
以上です。
ただ野菜をカットしてジューサーでミックスするだけで作れるのです。
これなら忙しい朝でも簡単に作れますよね。
また使用する食材に関しても自分の好きなものを選びましょう。
おすすめの食材は次のものがあげられます。
- キャベツ
- トマト
- ケール
- ビーツ
- ほうれん草
- 小松菜
- ブロッコリー
- ピーマン
- 人参
- かぼちゃ
などどれも栄養価の高いものばかりなのでおすすめです。
自分に合った食材を見つけて野菜ジュースをつくってみてくださいね。
つくる時間がない人は宅食サービスを利用しよう
どうしても作る時間がないという人は宅食サービスを利用することをおすすめします。
宅食サービスとは栄養ある商品が毎月定期的に届くといったサービスのことです。
毎月自動的に届くので毎回注文する必要が無いといったメリットがあります。
その中でもスムージーを販売しているところも多いため、利用してみるのもありですよ。
特に「ナッシュ」や「GREEN SPOON」はスムージーが充実しており、野菜の栄養をしっかりと摂れるものばかりです。
野菜ジュースをつくる時間がない人は宅食サービスを利用して栄養をしっかりと摂っていきましょう。
【まとめ】野菜ジュースは体に悪いものもあるが、健康に飲める商品もある
野菜ジュースは商品によっては体に悪いものがあります。
ただし、野菜ジュースの全てが体に悪いかといわれるとそういったわけでもありません。
健康に飲める野菜ジュースを見極めていくことが大切になります。
野菜ジュースを選ぶときは下記のポイントを必ずチェックしておくようにしてくださいね。
- 使用している野菜を見る
- 添加物の有無
- 果汁がなるべく入っていないものを探す
本記事で紹介した内容を参考にして野菜ジュースの正しい飲み方をしっかりと理解しましょう!